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トヨタのセラは、1990年から1994年まで生産された小さなスーパーカーになります。
セラは「ニューライブ・コンパクトビーグル」というコンセプトで開発され
1987年の「東京モーターショー」に出品された、コンセプトカー「AXV-2」の量産型として1990年に発売されました。

1980年代に若者向けコンパクトクラスのクルマにおけるトヨタのシェアは減少傾向でした。
その事実に危機感を募らせたトヨタは、極秘プロジェクトを立ち上げました。
トヨタ社内の様々な部署から若い社員たちが集められ、「ヤング・プロジェクト」とプロジェクト名がつけられました。
プロジェクトの目的は、新時代の若い人をターゲットとしたクルマ像を探し出すことでした。
「新たな若者の為のクルマ」の模索と開発が1990年から1994年で続きました。

国産自動車メーカーとしてナンバーワンの座にあったトヨタは、若年層向けにインパクトあるクルマを販売しました。
さまざまな改良を加えて完成度をアップさせていきましたが、販売成績は改善しませんでした。
バブル景気も崩壊し、トヨタは業績回復のために不採算車種の整理を余儀なくされ1995年12月にセラの生産は中止となりました。
自動車史に残る個性的なスタイルを持った遊び心あふれる名車でした。

 

セラは当時の日本自動車界に大きな衝撃を与えた

1990年に発売されたトヨタのセラは、レーシングカーなどに多く採用されていたガルウィングドアを採用し、当時の日本自動車界に大きな衝撃を与えたました。
ガルウイングのバブリーな優雅さは、見る者を大いに引きつけたのでした。
ガルウィングというドアの形式は、古くは1950年代のメルセデス ベンツ300SLやランボルギーニ カウンタックなどに採用され
車高の低いスポーツカーでも乗り降りがしやすいように開発されたました。

セラの発売当時のコンセプトは、「全天候型のオープンカー」というものでした。
ルーフまでガラスで覆われていたことから、天候を問わずにオープンカーの感覚が味わえました。
天気が良い日には車内の温度が上がり過ぎてしまうことから、日を遮るサンシェードも用意されました。

 

セラの特徴とスペック

トヨタが一部の高級外車でのみ楽しめたガルウイングをトヨタの技術力で1.5リッターの小型車に採用したことです。
オートエアコンや、車内の環境に合わせて音響解析し、最適な音を忠実に再現するカーオーディオ「スーパーライブサウンドシステム」を搭載するなど、
高級車並みに内装も充実していました。

近未来的なデザインを取り入れ、車体の上半分を覆う「グラッシャーキャビン」と称するガラス製のキャノピーを切り取るように、
斜め前方に持ち上がる、ガルウイングのドアこそがセラ最大の魅力でした。

ガラスでできた天井は外から車内が丸見えで、これを恥ずかしがる人が多く思いの他売れませんでした。
また、ガラスのキャビンは、夏になると温室になって、快適とはほど遠いものでした。
しかもガラスは重くて、運動性能もいまいちで、販売価格も他社と比べると30万円以上割高でした。
当時のセラの販売価格は、この性能とデザイン性で180万円もし、ライバル達の販売価格は、120万~140万円とセラよりも低い価格でした。

セラの発売初期のスペック
メーカー トヨタ
車種名 セラ
仕様・グレード等 1.5・スーパーライブサウンド・4AT
車種形式 E-EXY10
販売時期 1990.03-1991.05
総排気量 1496 cc
乗車定員 4 名
使用燃料 レギュラーガソリン

セラのエンジンは、1.5L 直4DOHCの5E-FHEで、サイノスと同じ高出力型ハイメカツインカムです。
最高出力110psと単なる実用エンジンには違いないので走行性能は問題ありません。

 

まとめ

これまでのクルマの歴史を振り返ると、現代から見れば不思議な名車が数多く存在します。
そのなかでもトップクラスがトヨタの「セラ」になります。バブル時代に生まれた小さなスーパーカーです。
販売期間も1990年から4年と短く販売台数も少なかったため、現在流通量が非常に少ないクルマになります。
生産終了から20年以上経過していますが中古車市場では、レア車となっています。

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